
寝つきが悪いのは…
(眠りの悩み編)
寝つきが悪い ・ ・ ・ それには様々な原因があります。
ふとんの中で考え事をしている。
眠る前の考え事は、脳を活動的に働かせてしまうため眠気がとんでしまいます。就寝前の脳は、おやすみをとるための準備時間。考え事をしても脳が休もうとしているため良いアイデアは生まれにくいのです。考え事をせず「今日はもう寝てしまおう!」と割り切って眠りにつき、翌日に考えたほうが解決するかもしれません。なぜならば寝ている間に脳の中では記憶や情報の整理整頓が行われているので、翌朝頭の中がスッキリし良いアイデアが出やすいからです。
気持ちよく眠るためのポイント
なかなか眠れない原因は、毎日のストレスであることが多いといわれています。ストレスは自律神経の働きを乱し、「交感神経」と「副交感神経」のバランスが崩れ、体調不良を引き起こす原因になります。イライラは自律神経の乱れからきているのです。
睡眠の前はリラックスして過ごすことが大切です。
睡眠前のリラックス法
1.「香り」でリラックス
香りは気分をリラックス・リフレッシュするのにおすすめのアイテムです。
慣れ親しんだお部屋にも、香りをプラスすればいつもとちょっと違う空間に大変身。お部屋の用途や、生活シーンで香りを使い分けてみましょう。
- 寝室・・・リラックスできる香りに包まれて、ぐっすり深い睡眠を。
【おすすめの香り】ラベンダー、サンダルウッド、ローズ、イランイラン - リビング&ダイニング・・・朝には目覚めが良くなる明るい香り、夜は1日の疲れを癒す落ち着いた香りを選びましょう。
【おすすめの香り】[癒し]オレンジスイート、ベルガモット
[目覚め]サイプレス、グレープフルーツ - 和室・・・安心感とくつろぎ感を与えてくれる和室。畳や木目調の内装に合わせた香りを。
【おすすめの香り】ヒノキ、パイン、シダーウッド
2.お風呂で心も身体もリラックス
入浴は血行を促進させ、体温を少し上げ、眠りに入りやすい状態をつくるのに役立ちます。
お風呂にゆっくり浸かって身体を芯から温めましょう。
3.あたたかみのある「照明」で快適な眠りを
リラックスする空間にはぬくもりのある色合いの照明がおすすめです。
- おやすみ前の照明のポイント
オレンジがかった色で、温かみのある照明が最適。天井を高く見せる効果もある間接照明は、目にやさしく寝室に向いています。光は壁や床に向けて照らしてみましょう。
夜に蛍光灯の光を浴びていると脳は「昼間モード」のままとなり頭は冴えてきてしまいます。蛍光灯の光のほかに、テレビやパソコン、携帯電話の光も刺激が強いもの。寝つきが悪くなる可能性があるので、就寝直前の使用はできるだけ控えましょう。
4.「音」の活用でリラックス
眠るときにはなるべく静かな環境がおすすめ。
気になる外の音には、防音カーテンなどで工夫しして静かな環境を作りましょう。
ゆっくりと繰り返すリズム音がリラックスには良いとされています。お気に入りの音楽で音量も小さくし、寝入ったら自動で切れるオフタイマーを利用し、快適な眠りを楽しみましょう。
5.「触感」もリラックスのポイント
人は肌触りの良いものに触れるとリラックス状態に近づくといわれています。
寝具やパジャマなどを選ぶ際には「触感」もポイントにしましょう。
また、年間を通じて良く選ばれる素材は「綿」ですが、その季節ならではの素材を楽しむのもおすすめ。
夏にはシャリ感とひんやり感が心地よい、麻や竹のもの。
冬には汗を感じることで発熱効果もあるウールやカシミヤ。
美肌のためには、お肌にうるおいを与えるシルク。
お気に入りの触感を見つけて、リラックス環境を整えましょう。
その他のポイント
睡眠前の激しい運動は避けましょう
運動不足が気になるけれどなかなか時間が取れないということで、夜にジムに通ったり、ランニングやウォーキングをされる方も多くいらっしゃいます。
人は体温が下がることで眠気を誘います。運動や入浴により体温を上げ、徐々に体温が下がるタイミングで床につくと寝入りがスムーズになります。
ただし運動は眠る直前ではなく、就寝の2時間ほど前に行いましょう。また、激しい運動はスッキリ・興奮の神経である交感神経を刺激するため眠気を遠ざけてしまいます。
なかなか寝付けないとお悩みの方は、おやすみ前の運動は軽いストレッチやヨガなどを実践してみましょう。
携帯やパソコンの画面を眠る直前まで見ていませんか?
テレビやパソコン、携帯電話のディスプレイなどの強い光をおやすみ前に見ると寝つきが悪くなる可能性があります。 就寝直前の使用はできるだけ控えましょう。
